4 ポストカード売り場

ロフトなどのカード売り場に行くと、たくさんのポストカードを見れます。
絵手紙系というか、絵と文字、文字だけ、写真と文字の組み合わせ
などのカードなども色々置いてあります。
個人的にはそういった中にあまり好きなものはなくて買いません。
最近では私の好きなのは100drine(サンドライン) です。
100drine ポスター(ふたごくま)

ポストカード、カレンダー、ブリキカン、お皿、などいろいろと商品化されてますが、最近のお勧めはぬりえかな。 単純な線と塗りつぶしの感じが、絵手紙に共通している印象も受けます。
一見、子供の絵のようですが、線に無駄がなく、
色使いのうまさ、塗り残したり、はみ出したり、
こんな風に感覚で描いているのか、考えてこうなるのか、
わからないけど、ついつい眺めてしまいます。

相田みつをさんもすごいと思いますがここまで普及?してしまうと
買わなくてもどこでも見れます(たまたま入った食堂の洗面所とか)。
相田さんの言葉は本当によく練れていると思います。
作品として形になるまで下書き的に言葉を何回もスケッチしたのだろう
などと想像させます。
それに比べると、ポストカード売り場の絵手紙系は、
言葉がストレート過ぎたり、優し過ぎたり面白くないのが多いと感じます。
どこかで聞いたような、作者が考えた自分の言葉とは思えない感じを
受けます。
味覚障害みたいに、心も情報過多で感覚が鈍って
とても苦いストレートなメッセージや砂糖の塊みたいに甘い癒しの言葉しか
味わえなくなっているのでしょうか。

意見広告みたいに自分の考えを書いて終わってしまいました。
本音は、いつかポストカード売り場に
自分の絵手紙が並んでいるのを見てみたい。

です。

この夢は先に妻がイラストでかなえてしまいました。

黒猫

J.カミカのギャラリーポストカードというシリーズでは随時、作品を
公募していて、選ばれると商品化してくれます。
ただ、ロフトでしか販売してくれないので、ほとんどお金にはなりません。

次回は  モチーフを見ずに描く  です。

今週の絵手紙
結晶

これは、14年ぐらい前に考えた詩に絵をつけたものです。詩の題名は
人間国宝宣言
といいます。
人間国宝になるには、日本工芸会の会員の推薦を受け同会に入り、伝統工芸展で入選を繰り返さなければなりません。
人間国宝になると国民年金とは別に、年金がもらえます。
年間300万ぐらいだったかな。うらやましい。

年をとると、出来なくなる事や、悲しい経験も多くなりますが、
逆に年をとったからこそ出来ることもたくさんあります。
積み重ねによって感覚が研ぎ澄まされたり、
いい、アドバイスが出来たり。
ひとそれぞれ、その人なりの完成形に近づいていったら、
その人は、まわりのみんなの宝物です。

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