11 ハンコ作り

残すところあと1回、がんばってお付き合いください。
今回はハンコを作ります。

用意するもの。
タイコバン
透明シート
顔料インクの油性ペン
ガムテープ
柔らかめの歯ブラシ。

これだけで、ピンときたら天才です。

では、解説。

タイコバンとは、この商品名で売られているオフィス用品です。
ハンコを作る機械ですが、2万円ぐらいするので買いません。
買うのはタイコバン用のサプライ品、ハンコの素です。
住所印、認め印など何種類かのおおきさがあります。
絵手紙用なら小さいサイズでいいでしょう。
例えば直径12ミリの認印タイプなら4個入りで1300円ぐらい。
1個あたり330円で出来ちゃいます。

箱を開けると、ハンコひとつずつ銀色の袋で密封されています。
これは、印面に光を当てない為です。
タイコバンの印面は、光を当てると固まる性質をもった樹脂で
出来ています。固まる前なら、水に溶けてしまうのです。

この性質を利用して、
ハンコとして残したい部分には光を当てて固まらせ、
白く抜きたいところには光を遮断して固まるのを防ぎ、
水道で、柔らかい歯ブラシでやさしく洗い流すと、
ハンコが出来るというわけです。
絵手紙でよく使う、文字が白く抜けたハンコが簡単に出来ます。

では、作業に入りましょう。
角型18ミリタイプの場合です。

透明シート。適当なものでいいのですが、私はプリンター用のOHP用紙を
使います。
はさみで透明シートを、ハンコの大きさより、2ミリ大きく切り取ります。
ハンコの印面の大きさは袋に書いてあります。
これに、顔料インクのペンなどで、
文字原稿を描きます。
これだけでは真四角に出来てしまうので
周囲を塗りつぶして丸みをつけます。

ハンコネガ

ここから先はノンストップで、一気にやってください。
時間との勝負です。
そして、最初の作業はなるべくうす暗い部屋ですばやく行います。
感光を防ぐためです。

ハンコの袋を破きます。
ハンコのキャップを取ります。
印面を濡れタオルなどで軽くたたいて湿り気を与えます。
これでシートが貼りつきます。

シートはインクで書いた面を裏返して、印面に貼りつけます

ハンコ裏

これで、自然に逆文字になります。
原稿をさかさまに書く必要がないので楽チンです。

感心している場合ではありません。
ガムテープあるいは、色の濃い紙などをハンコのまわりにくるっと筒のように貼ります。
これは、光をまっすぐに当てるためです。
すぐに、屋外へ飛び出します。転ばぬように。
ハンコを持って太陽にかざします。
おひさまだよりなので、晴天の日に作業しましょう。

30秒~60秒

今度は、水道へ駆け込みます。
ガムテープを取って、シートをはがし、
ハンコに水をかけながら、固まらなかった部分を
歯ブラシで洗い落とします。
水気をとり、いざ朱肉をつけて紙にペタッ。

ハンコ

成功しましたか。

小さいハンコならガムテープで周りを囲まなくてもいい気もします。
手のひらで握って調整してもいいでしょう。

光にかざす秒数も目安です。ちゃんと時計で測って、
固まり不足で輪郭がぼやけたら、もう少し光を長く、
固まりすぎて文字がしっかり浮きでてこなかったら、
短くしてみましょう。

荒っぽいやりかたでは、
印面に直接ペンで逆文字を書いてしまう事もできるし、

より丁寧に、作りたかったらパソコンで、原稿を作り、
OHP用紙にプリントして印面に貼りつけて作ります。
パソコンなら、ネガ、ポジ思いのまま。
文字が浮き出るハンコも、文字が白抜きになるハンコも
簡単です。


次回は  締めくくり  です。


今週の絵手紙

かえる

いつまでも子供のようなつもりでいましたが、
父が他界し、姪っ子にも彼氏ができて、いつおじい様呼ばわり
されてもおかしくなくなってしまいました。
家族も世代交代していきます。

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